脱・脱サラバンドマンNEO(ビルメンシーズン5)

サラリーマン→バンドマン(ギターボーカル)→バンドマン(ドラマー)を経て、ビルメン&電験三種と言う沼に嵌る。令和2年、電験三種取得。http://twitter.com/threechordhiro/

バンドをやめて改めて感じた、基本的なこと。

先日、季節外れの大掃除を始めまして。

すると、出てくるわ出てくるわ、バンド活動時代の残骸達……

そこでね、まあ自分達のライブチケット半券が出てきた訳です(嫁が持ってた)。改めて、値段を見てみる。

 

 


前売2000円

ドリンク代 別途500円

 

 

つまり2500円。

例えば、今の自分がそのライブを観に行こうと思う。折角だから、嫁も誘ってみる。息子も連れて行こう、すると7500円。

 


…これは極端かも知れないけれど、それだけの「価値」を提供出来ていたかな、と考えてしまう。勿論、自分達の冠で企画を打てば、それだけのものを提供出来ていた自負もあるけれど、もっと深く考えて活動出来たかなぁと、今更ながら思う所があったり。



 

 

 

 


ところで

 

 

 

 


最近本を「買って」読む事が増えたと思う。資格の参考書とかもそうだけど。

 




資格の参考書って、物にもよるけど2000円近くするんだよね。物によっては3000円以上。それでも、月に何冊も買うことはそうはない。

 

 

 

 

 

 

 


そう思うとバンドやってた時って、かなり金使ってたんだなって改めて思うのよ。

これ、前も似たようなこと書いたかな?

 

 

 

 


スタジオ代で毎回2000円くらい飛ぶでしょ

 

弦とかスティックとか定期的に買うでしょ

 

移動費だけでも割と使うし

 

ノルマ被ることもあるし

 

そもそも遠征してると仕事出来ないし

 

レコーディングしなくちゃだし自分達で会社回してたら広告費やら雑費やらえとせとら

 

 

 

 


そう考えると、今、本に月数千円かけても特に何とも思わない。資格取るのにもお金かかるけど、そこは自分の名刺代わりになると思うし。

 


思考の麻痺というものは恐ろしいもので、その状況にいる時は決して「おかしい」と思わない。寧ろその状況に酔っていたのでは?とさえ今は思う(精神的に磨り減った状況じゃないと出来ない作品もあると言う部分は否定しない)。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

磨り減ると言えばツアーね(新譜発売=ツアー数打つ、この考えに最後まで縛られてしまっていた。数と場所を吟味して極力絞って、更に浮いたお金でもっと面白いこと各所で仕掛けた方が良かったかなって)

 


最近の若い人達の動向は分からないけど

娯楽の選択肢は増えていて、音楽は殆ど無料で聴ける、まとまった金額で様々なアーティストの音楽が聴ける、映像も観れる。 

 


その中で、自分達の価値(存在)を提供し続けることって、実はとんでもない事なんじゃないか?

 


逆説的に考えてみると、今ならこうするなって事が結構あって。今の時代に活動してみたかったような、そうでもないような… 

 

 


そんなオッサンの戯言。

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